(デジタル関係の法案の提出状況)
連休中、法令XMLのことなどに寄り道していたので、改めて、第221回国会(特別会)(令和8年2月18日~7月17日)における、デジタル関係の内閣提出法案の状況を見てみます。内閣法制局のHPを見ると、5月7日時点で60法案ということで、法案本数は変わらないのですが、15日(金)の閣議案件を見ると、刑事訴訟法、著作権法の一部改正法案が閣議決定されていましたので、今後国会に提出されるものと思われます。。

(閣議決定された法案について)
刑事訴訟法の改正
法務省のHPの資料から、刑事訴訟法の一部改正法案の提出理由をコピペしようと思ったのですが、なぜか文字化けしてしまいますので、あきらめました。。内容的には、刑事手続の再審の手続きに関するもののようで、自民党の部会での様子などが話題になっていたものですね。。
著作権法の改正
文科省HPの資料によると、著作権法の一部改正法案の提出理由は、以下のとおりです。
実演家及びレコード製作者の権利の適切な保護に資するため、商業用レコードに録音されている実演又はそのレコードに係る音の再生及び伝達に関する実演家又はレコード製作者の二次使用料を受ける権利を定める等の措置を講ずる必要がある。これが、この法律案を提出する理由である。
この改正の背景としては、まさにデジタル技術の進展により、ネット配信(サブスクなど)や放送の同時配信が社会的に浸透したということがありそうですが、具体的には、実演家とレコード製作者の「レコード演奏・伝達権」の創設ということが内容となっています。
著作権法の公衆送信に関する規定ぶりは、「特定入力型自動公衆送信」(IPマルチキャスト放送のこと)など、情報通信技術の進展を背景とする規定が多数ありますし、今回の新旧でも「放送同時配信等事業者」「送信可能化されたレコード」といった規定ぶりが散見されます。もはや、本来のレコード盤の意味での「レコード」を念頭に置く場面の方がレアな気がします。まあどうでもいい感想ですが、そうした意味では、デジタルと無関係ではない、という感じでしょうか。
とりあえず、今週の定点観測は以上です。
(参考)